メモを書き、書類やタイムラインをフルスクリーンにすると、メモが消えます。フルスクリーンから戻ると、置いたままのデスクトップにちゃんとあります。これに戸惑う人は絶えませんが、メモアプリの不具合ではありません。macOS がウインドウの居場所をどう決めるか、そこから直接導かれる結果です。

フルスクリーンは大きくなったウインドウではなく Space です

緑のボタンを押したとき、macOS はウインドウを引き伸ばして画面を埋めるわけではありません。まったく新しい Space を作り、そのアプリひとつをそこへ移します。Mission Control を開けばはっきり分かります。デスクトップがひとつの Space で、フルスクリーンのアプリはその隣に並ぶ、それぞれ独立した Space です。

ふつうのウインドウは、ちょうどひとつの Space にだけ属します。メモはデスクトップの Space で作られたので、そこに留まります。フルスクリーンのアプリに切り替えるのは、ウインドウを最大化するというより、別の仮想画面に移ることに近く、メモはそもそもその画面に存在しないのです。

Apple 自身の Stickies がこれに対応してこなかった理由もここにあります。Stickies のウインドウはふつうのアプリのウインドウなので、標準の規則に従ってデスクトップに残ります。多くのサードパーティ製メモアプリ、ウィジェット、そして隅にドラッグして留まってくれることを期待したものすべてに、同じことが当てはまります。

メモは閉じたのでも、失敗したのでもありません。あなたが別の部屋に入り、そこへ置いてきたのです。

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回避策と、それぞれが破綻する場所

この問題にはよく知られた答えがいくつもあります。どれも狭い意味では機能し、どれも何かを代償にします。

これらのどれもが、当たり前のことをしてくれません。つまり、音量表示や通知のように、小さなメモをフルスクリーンのアプリの上に浮かせておく、ということです。

一部のウインドウがフルスクリーンの上に浮かべる理由

macOS はそれを許しています。ただし、アプリの側から申し出る必要があります。ウインドウは補助パネルとして指定でき、そうするとシステムは、そのウインドウが生まれた Space に固定される代わりに、いま有効なフルスクリーン Space の上に現れてよいと判断します。通知はこの仕組みを使っています。一部の映像・音声アプリの小さな浮動コントロールも同じです。

システム設定を探し回っている方にとって大事なのはここです。これはアプリの性質であって、自分でオンにできる設定ではありません。 メモアプリがフルスクリーンの上に浮かぶよう作られていなければ、Mission Control をどう設定しても実現しません。前述の回避策が存在する理由は、すべてここにあります。

TackNote はどう扱っているか

TackNote のメモは浮動パネルとして作られているので、フルスクリーンにもついていきます。書類でもブラウザでも編集タイムラインでも、フルスクリーンにしたままメモはその上に残り、編集もでき、置いたままの位置にあります。Split View も、2 台目のモニタも、スクリーンショットも要りません。

より重要なのはその先です。TackNote のメモは、見境なく全部の上に浮かぶのではなく、特定のウインドウ、タブ、書類、プロジェクトに貼りついています。ですからフルスクリーンにしても、メモの束がまるごとついてくることはありません。いま見ているものに属するメモだけが見え、それ以外は見えません。別のフルスクリーンアプリに移れば、そのメモは脇に退き、そこに属するメモが入れ替わります。

書き留めるときも同じです。フルスクリーンを離れずに ⌘⌥⌃N を押せば、目の前のウインドウにすでに貼りついた新しいメモが現れます。何かを書くためだけにフルスクリーンから抜ける必要はありません。ショートカットはすべて、マウスのボタンを含めて割り当て直せます。

とくに効いてくる場面

まとめ

メモは消えているのではありません。フルスクリーンのアプリは専用の Space を持ち、ふつうのウインドウは作られた Space に留まり、Apple の Stickies を含む大半のメモアプリはふつうのウインドウを使っています。唯一の本当の解決策は、はじめからフルスクリーンの上に浮かぶよう作られたメモであり、それは設定ではなくアプリの中で下される判断です。

フルスクリーンにしてもメモはそのまま

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