グレーディングに没頭し、タイムラインが画面を埋め尽くしているとき、覚えておくべきだったたったひとつのこと(クライアントの修正指示、音楽のきっかけ、レンダリングし直すというメモ)は、すべての背後にあるデスクトップの付箋に書かれています。それを読もうと画面を切り替えたころには、もう作業の流れは切れています。その覚え書きを本来あるべき場所、つまりそれが関係するページの上に置いておく方法を紹介します。
DaVinci Resolve は、設計そのものがフルスクリーン前提のアプリです。映像に集中できるよう、インターフェイスがディスプレイを占有するようにできていて、それ自体は良いことです。メモが必要になるまでは。その瞬間から、Resolve を優れたものにしている当の性質が問題になります。覚え書きが居られる場所が画面のどこにもなく、アプリの外に置いたものは定義上その背後に隠れてしまうからです。
ここでふつうの付箋が役に立たない理由
まず思いつくのは、デスクトップにメモを置くことでしょう。Apple 標準の Stickies を使う手もあります。1 分ほどは問題なく思えます。ところが Resolve をフルスクリーンにした途端、メモは消えます。インターフェイスに覆われ、作業を離れないと見られない場所に置かれるのです。読むためにアプリを離れなければならないメモは、結局忘れられるメモです。
サブディスプレイも本当の解決にはなりません。メモは向こうの画面で他の十数個のウインドウと一緒に取り残され、実際に指している当のページとは切り離されます。「肌のトーンを直す」というメモは、いま見つめている Fairlight のミックスとは何の関係もないのに、両方が並んで置かれ、どちらも同じくらい無視しやすい状態になります。
メモと、それを必要としている作業が同時に画面にあることは、ほとんどありません。問題の本質はそこにあります。
本当に必要なものは、言葉にすれば単純なのに、驚くほど見つかりません。そのメモが関係する対象を見ているときだけ現れ、それ以外のときは引っ込んでいるメモです。
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無料トライアルをダウンロード解決策: メモをプロジェクトとページに固定する
TackNote がするのは、まさにこれです。デスクトップに漂う代わりに、TackNote のメモは特定の Resolve プロジェクトに、さらにはその中の特定のページにまで固定できます。Media、Cut、Edit、Fusion、Color、Fairlight、Deliver のいずれでもかまいません。
そうして範囲を決めてしまえば、あとはメモが自分で面倒を見ます。TackNote は Resolve のどのページがアクティブかを見て、いまいる場所にふさわしいメモを表示します。グレーディング中に貼ったメモは Color ページにだけ現れます。Edit に移れば色のメモは静かに隠れ、戻れば再び現れます。レンダリングの覚え書きは Deliver に、音声のメモは Fairlight に住みます。それぞれのメモが属するページにしか存在しないので、積み上がることがありません。
プロジェクト単位でも同じです。「Client A, Promo」に紐づけたメモは「Wedding Final Cut」を開いた瞬間に消え、戻ってくればまた現れます。混ざることもなければ、昨日の編集の名残が漂うこともありません。
作業に戻りたいときは
メモは逆向きにも働きます。TackBoard を開いてメモを選び、表示をクリックしてください。プロジェクトがすでに開いていれば、TackNote が Resolve を前面に出し、そのメモが紐づいていたページへ正確に切り替えます。Resolve がまだそのプロジェクトを開いていなければ、Resolve を起動して選べるようにします。TackNote はあえてプロジェクトを強制的に読み込みません。Resolve ではその操作がクラッシュを招きやすいからです。いずれにしてもメモは、単なる覚え書きではなく作業へ戻る近道になります。
手順
- Resolve でプロジェクトを開き、Color ページ(あるいはメモが関係するページ)に移動します。
- メニューバーの TackNote アイコンをクリックして、新しいメモを作ります。
- メモの範囲としてこのページを選びます。これでメモはこのプロジェクトの Color に属します。
- Edit に切り替えてみてください。メモが隠れます。Color に戻れば、置いたままの状態で現れます。
作業の流れはこれで全部です。並べ直すウインドウも、切り替える先の画面も、閉じるものもありません。メモを一度書き、範囲を一度決めれば、あとは役に立つ場面でだけ正確に現れ、そうでないときは目に入りません。グローバルショートカットで素早く呼び出すこともできるので、編集中ですでに手がキーボードにあるときに重宝します。
プライバシーについて
クライアントの仕事は非公開であるべきです。TackNote はメモ、ボイスメモ、書き起こしを含むすべてを、暗号化して Mac の中に保管します。クラウド同期は必須ではなく、アカウントを作る必要もありません。ネットワークに触れるのはライセンスを確認するときだけです。あなたのマシンにあるものは、あなたのマシンに留まります。
まとめ
Resolve は画面全体を占有するので、その外に置いたメモは何であれ埋もれます。答えは、より整ったデスクトップではありません。いまどのプロジェクトのどのページにいるかを知っていて、そこに自分から現れ、それ以外の場所では隠れているメモです。一度書いておけば、そのページに戻るたびに待っていてくれます。それだけです。覚え書きがようやく、作業のある場所に住むようになります。